広葉樹・針葉樹の違いは？内装材としてオススメの樹種まで詳しくご紹介！

広葉樹ってどんな木材？

広葉樹は文字通り「広い葉をもつ木」のことで、「落葉樹」と称されることもあります。広葉樹は成熟しきっても背丈があまり高くならないのが特徴で、その代わりにずっしりとした太い幹をつけるのが特徴です。

また内装用木材として活用される代表的な広葉樹には、ケヤキやクリ、ナラなどがあり、その硬さや丈夫さから、床材や壁材などに多く利用されています。

針葉樹ってどんな木材？

針葉樹とは、「針のように細い葉を持つ木」のことで、縦方向への成長能力に長けた木材です。代表的な木材には、ヒノキやスギなどがあり、特に例年、花粉の原因となっている「スギの木」といえば、そのまっすぐに伸びた木のイメージがつきやすいのではないでしょうか。

針葉樹は、木材として安定した長さを確保できることから、主に住宅の柱や天井材などの基盤となる部分に利用されることが多いです。また肌触りが良く木材独特の香りが楽しめることからも、壁材などに利用されることも多い木材となっているのです。

広葉樹・針葉樹なら、どちらがオススメ？

構造材なら針葉樹がおすすめ！

先にもお話した通り、建物の構造材（柱や天井材）には、「ある程度の強度」と「安定した木材の長さ」が不可欠です。広葉樹と比較してまっすぐに成長する針葉樹は、長尺の材木が必要な場合に特に有用で、柱や梁などの構造材としてよく採用されます。さらに針葉樹は「ソフトウッド」とも呼ばれるその性質から明らかなように、軽くて加工しやすいという特性を持つため、構造を造る際に非常に重宝されるのです。

ただしその柔らかさが故に、広葉樹よりも傷がつきやすいという弱点もあるため、床材などのキズが入りやすい箇所で使用する際には配慮が必要でしょう。

内装材なら、「広葉樹・針葉樹」を使い分ける！

内装材は構造材のような骨組みとしての強みではなく、お部屋の「デザイン性」を高めることや、機能性といった面に注目しながら、針葉樹・広葉樹問わず、お部屋にあわせた樹種を選ぶと良いでしょう。

例えば、部屋の雰囲気やインテリアとマッチするような色味の木材や、歩いたとき・触ったときの感触、メンテナンス性などを考慮して選ぶことが大切です。さらに暖かみのある雰囲気を求めるなら、柔らかくて明るい色味の多い「針葉樹」を、シックでモダンな雰囲気にしたのであれば、ウォールナットなどの深みのある「広葉樹」を選ぶなど、幅広い樹種からお部屋にあわせた木材を選ぶようにしましょう！

当社の内装用不燃ボード（不燃木材）製品一覧は、下記ページよりご確認ください。

関連ページ：『内装用不燃ボード製品一覧｜木製内装材ならオネスト・アンド・パートナーズ』

広葉樹でおすすめの内装材は？

ケヤキ

ケヤキ材は色・ツヤと美しい杢が大きな魅力です。ケヤキといえば、街路樹として馴染み深い樹木ですが、神社仏閣などの建築物にも使用されている通り、高級感ある色・ツヤや美しい木目が大きな魅力で豊富なバリエーションがあります。

チーク

チーク材には木製タールの油分（オイル）が含まれているので、水に強く、耐久性に優れ、腐りにくい特徴があります。そのため、キッチンや湿気の多いお風呂場などの水回りや、飲み物をこぼしやすいダイニングの内装材としてもの床や壁材に適しているでしょう。

アカシア

アカシアは深みのある色合いで、くすんだブラウン系の色です。同じアカシアの木材同士でも色の差があるため、表情が豊かで独特の濃淡も楽しめます。この濃淡があることで、汚れやホコリなどが目立ちにくいという点もメリットです。リビングや玄関周りなど、日常生活で汚れやすい場所の内装材としておすすめです。

針葉樹でおすすめの内装材は？

桧（ヒノキ）

桧（ヒノキ）は浅黄白色や淡い黄褐色、淡い紅色などの色をしており、美しい年輪を持ちます。柱など見える場所に使うとヒノキ特有の香りや見た目が楽しめるでしょう。また耐湿・耐水性がありシロアリによる腐食に強いため、チークと同様にキッチンやお風呂場の内装材としてもよく使用されています。

杉（スギ）

スギは、きめ細かく色白の木目が美しい木材で、内装材として使用すると明るい雰囲気のお部屋に仕上がります。またキレイな節があるのも特徴的で、節の色と木材の色の濃淡が表情豊かなアクセントになります。

古くから日本人に親しまれていることもあり、日本らしい和風な空間やオシャレな和モダンの空間には最適な木材といえるでしょう。

パイン

パイン材は白っぽい黄色の色合いが特徴です。材全体に油分が多く、経年変化では艶っぽい色合いに変化します。またパイン材は針葉樹特有の木の香りを持つため、癒し効果も期待できます。

節の表情には温かみがあり、素朴で柔らかいイメージをもつのも特徴の一つです。加えて触り心地も良いため、床材や壁材など、体に触れる機会の多い部分に使用するのが良いでしょう。

お部屋に合わせた木材選びで、内装デザインをより美しく

本記事でもご紹介したように木材にもそれぞれ特徴があり、利用する箇所によって最適な木材を選ぶことが大切でしょう。特に内装材として利用する際には、

• どんな雰囲気の部屋にしたいのか？
• どこに使うのか（キズはつきやすい？防水性は必要？）
• 肌触りや機能性までこだわるか？

なども考慮しつつ、お部屋全体のレイアウトとマッチするような樹種を選ぶことが大切といえますね！

当社は内装用木材の専門店として、無垢・複合フローリングをはじめ、、万一の火災の際にも安心な「内装用不燃ボード（不燃木材）」のご提案も行っておりますので「内装制限（防火性に関する建築基準）をクリアしながら、オフィスや施設の空間を彩りたい！」とお考えの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください！

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内装用不燃ボード(不燃木材)について詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください！

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