木製内装材の
オネスト・アンド・パートナーズ

blog

「タモ」ってどんな木材?内装材としての特徴やメリット・デメリットを解説!

「タモ」ってどんな木材?内装材としての特徴やメリット・デメリットを解説! | 広葉樹

「タモ」ってどんな木材?

タモは、モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹から採取される木材で、日本では本州の北中部や北海道まで、海外では主に中国、ロシア、朝鮮半島などと幅広い地域に生息しています。タモはその強固さと高い弾力性から、建材や家具としてだけでなく、スキー板やテニスラケット、野球バットなどのスポーツ用品にも使用されるほど、「頑丈さ」に長けた万能木材なのです。

しかし現在、林業の後継者が不足していることからも、国産のタモ材は減少傾向にあります。そのため主に中国産やロシア産のタモ材が使用される傾向にあるのです。

タモ材の特徴は?

均一で美しい木目

タモ材は、その均一でハッキリとした綺麗な木目が人気の理由となっています。木の根元から先端まで鮮明に描かれた木目は、ナチュラルでシンプルな家具や、住宅の床材や壁材として広く利用されています。

明るく優しい色合い

タモは明るく優しい色合いも人気の理由です。白味がかかった淡い色調を持つタモは、木の断面を見たときに樹皮に近い部分ほど、その色合いが顕著に現れます。一方、中心部はややくすんだ褐色をしており、このように木材の中で異なる色を持つことで、内装材などに加工された際に、美しいグラデーションを生み出すのです。

タモを用いた内装材のメリットは?

耐衝撃性が高い

先にもお話した通り、タモはスポーツ用品にも用いられるほど強い衝撃吸収性を持っています。そのため住宅環境においては、床材や壁材としてタモを用いることで衝撃を軽減し、心地良い環境をつくりあげることができるでしょう。

他の木材と比較して、色合いの変化が少ない

木材というのは時間が経つほどに経年変化が進み、色味に味が出てきます。それらを楽しまれる方もいらっしゃいますが、いつまでも新品同様の美しさを保っていたいという方も多くいらっしゃいます。タモ材は他の木材と比較すると経年変化は控えめです。色彩の変化は穏やかで、数年経過した後にふと気づく程度の変化でしょう。

またタモ材は本来、グレイッシュで明るい色味の木材ですが、経年変化によって黄色がかった茶色へと少しずつ変化していきます。

滑らかで心地のいい肌触り

タモ材はその滑らかな肌触りから、日常的に触れる床材や壁材として最適な素材です。そのため木材としての見た目だけではなく、使い心地を重視する方にもおすすめの木材となっています。

ただし塗装の種類や仕上げの方法によって、同じタモ材でも肌触りが異なることがありますので、なるべくイメージとのギャップを抑えるためにも、実際に手触りを確かめてみるのが良いですね!

タモを用いた複合フローリングについては、ぜひ下記ページもあわせてご覧ください!

関連ページ:『タモ材複合フローリング|木製内装材はオネスト・アンド・パートナーズ

タモを用いた内装材のデメリットは?

頑丈が故に、加工が難しい

タモはその頑丈さが故に、加工が難しい木材となっています。そのため壁材や天井材などのシンプルな内装材としては重宝されますが、模様を模したりデザイン性の高い形へと変形させることはかなり難しくなっています。

こうした向き不向きの特性をしっかり理解し、適所に活用することによって、タモ材の長所を最大限に引き出すことができるでしょう。

木材としての需要が高く、価格がやや高め

タモ材は特に日本の住宅において非常に人気の高い木材で、その需要の高さからも価格は割高となってしまうケースが多いです。内装材としての人気ももちろんですが、例えばテーブルや家具などの木材製品にも頻繁に利用されるため、やや高めの料金設定となっていることが多いのです。

内装材として利用する際には、無垢材として利用するのではなく複合板として、できるだけコストを抑えながらタモの色合いや肌触りを楽しむのもオススメです。

タモを用いた導入事例


明るく木目もハッキリとしているタモ材は、オフィスを明るく彩ったり、カーディーラーやマンションのエントランスのように少し高級感を醸し出したい場面にもうってつけの木材です。さらにタモは他の木材との相性も良いため、壁材や天井材としてタモを利用しつつ、テーブルや椅子などには他の木材を用いても、違和感なくお部屋全体をデザインしてくれるでしょう。

タモを用いた施工事例についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ下記ページもあわせてご覧ください。

関連ページ:

タモを用いた施工事例①|USEN-NEXT HOLDINGS 様
タモを用いた施工事例②|ネッツトヨタ兵庫 姫路今宿店 様
タモを用いた施工事例③|マンションエントランス

内装材にタモを採用して、
「色合いや肌触り」まで愉しめる空間を

タモはその丈夫さや耐衝撃性はもちろん、経年変化しにくい色合いや肌触りも特徴的な木材です。機能性だけではなく、お部屋のデザイン性といった面からもこだわりたいという方は、ぜひタモ材を用いた内装をご検討してみてはいかがでしょうか?

当社は、内装用木材の専門店として、お部屋のデザインにあわせて最適な木材のご提案を行わせていただいております。また当社では、万一の火災の際にも安心な「内装用不燃ボード(不燃木材)」のご提案も行っておりますので「内装制限(防火性に関する建築基準)をクリアしながら、オフィスや施設の空間を彩りたい!」とお考えの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください!

>>無料相談・お問い合わせはこちらから

内装用不燃ボード(不燃木材)について詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください!

関連記事:『不燃ボード(不燃木材)とは?特徴から選ぶ際のポイントまで徹底解説!

この記事を書いた人
「タモ」ってどんな木材?内装材としての特徴やメリット・デメリットを解説! | 広葉樹
Kurumi

2021年入社 / 埼玉県出身 / “他社で断られたデザインを叶える”をモットーに「デザイン×コスト」を踏まえた最適な提案を得意とする。個人で動画制作を行うなどクリエイターとしての一面も。

CONTACT US お問い合わせ

天然木練付不燃ボード、フローリング材・ウッドデッキなど、
内装用木材に関してのご相談は、オネスト・アンド・パートナーズへ。