天井には”不燃木”がおすすめ!不燃天井の重要性から具体的な事例をご紹介!
住宅建材における「不燃」とは?
住宅建材における「不燃」とは、火災発生時に火が燃え広がりにくく、延焼を防ぐことができる性能を指しており、いわゆる燃焼しにくい建材のことををまとめて「不燃材」と呼んでいます。
万一ご住宅で火災が発生した場合、家族やペット、貴重品など、大切なものを失ってしまわないためにも、建物の安全性を考える上で、不燃性の建材を選ぶことは非常に重要だといえるでしょう。
「不燃木材」についてもっと詳しく知りたい方は、下記記事もあわせてご覧ください!
関連記事:『不燃木材とは?特徴から選ぶ際のポイントまで徹底解説!』
天井に「不燃材」を採用すべき理由とは?
万一の火災を防ぐために、燃えにくい建物構造にすることはもちろん大切ですが、特に天井においては不燃材の使用が強く推奨されています。
ここからは「なぜ天井に不燃材を採用すべきか?」について、
- 消化活動が難しく、煙の発生を促進してしまうから
- 天井崩れや、他フロアへの引火に繋がってしまうから
- 熱伝導率が低いため、室温調整が容易になるから
という3つの観点から、詳しく説明していきます!
消化活動が難しく、煙の発生を促進してしまうから
炎の熱は上へと伝わりやすい性質があるため、建物において不燃性を最も強化しておきたい場所が「天井」です。特に天井に引火した場合、炎が高所にあるために床や壁と比べても消化活動が困難ですし、部屋中に煙が蔓延してしまい、避難できずに命を落としてしまう人が出やすくなってしまうのです。
天井崩れや、他フロアへの引火に繋がってしまうから
「消化しづらい」というのももちろんですが、天井への引火は、天井崩れや他のフロアへの引火の原因にもなり、建物崩壊が進む一番の要因となってしまいます。不燃材は高温に耐える性質があるため、火災が発生しても建物の構造が維持されやすくなり、天井崩れのリスクが低減されます。
また、不燃材は炎の伝播を遅らせる効果があるため、火災が他の部屋やフロアに広がる速度が遅くなるため、建物内の住民や利用者が安全に避難する時間が増えるとともに、火災による被害が最小限に抑えられるのです。
熱伝導率が低いため、室温調整が容易になるから
ここまで火災についてお話ししましたが、実は「室内の温度調整」という面でも不燃材は優れているんです。
例えば、不燃天井としてよく使用される、セメントや石膏ボードなどは、その熱の伝わりにくさから、冬は暖かさを保ち、夏は涼しさを維持することを得意としています。
これによりエネルギー効率が向上し、エアコンや暖房設備の使用を抑えられるため、特にショッピングモールなどの大型の建物では積極的に利用されているのです。
天井に「木材」を採用すべき理由とは?
ここまで、不燃材を使用するメリットについてご紹介してきましたが、近年では「不燃性の木材」を利用した天井が注目を浴びているのをご存知でしょうか?
ここからは、不燃木材を利用した天井のメリットについて、詳しく紹介していきます!
自然な温かみを醸し出せるから
木材を建物に利用する良さといえば、何と言ってもその「温かみ」ですよね。木材の織りなす独特の木目や節、色合いのパターンは、他の素材では決して表現できない美しさと温かさがあります。
また明るい色の木材は、空間を広く明るく見せる効果があったり、逆に暗い色の木材は、落ち着いた雰囲気を醸し出します。こういった部屋の雰囲気を天井全体で表現できるのも、木材を使用するメリットといえるでしょう。
不燃木材を使用した天井の施工事例については、下記ページをご覧ください!
関連ページ:『施工事例|株式会社オネスト・アンド・パートナーズ』
不燃木材の天井で、安全性・機能性を備えたお部屋に
不燃木材を利用した天井というのは、万一の火災において人々を助けるだけでなく、木が本来もつ機能を発揮することで、安全性と機能性を兼ね備えたお部屋に仕上げることができます。
当社では、万一の火災にも安心な「内装用不燃木材」の専門店として、お客様のイメージに沿った木材をセレクトし、建物の雰囲気を一層引き立てるお手伝いをさせていただきます。
不燃天井の採用をご検討中なら、ぜひ一度ご相談ください!
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不燃木材を使ったおすすめデザインについて詳しく知りたい方は、下記記事もあわせてご覧ください!
関連記事:『不燃木材の施工事例をご紹介!ナチュラルボードを用いたおすすめデザインは?』
この記事を書いた人
Kurumi
2021年入社 / 埼玉県出身 / “他社で断られたデザインを叶える”をモットーに「デザイン×コスト」を踏まえた最適な提案を得意とする。個人で動画制作を行うなどクリエイターとしての一面も。