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【オフィス・店舗向け】ミッドセンチュリー内装における「3つ設計ポイント」を解説!

【オフィス・店舗向け】ミッドセンチュリー内装における「3つ設計ポイント」を解説! | 内装デザイン

ミッドセンチュリースタイルとは

そもそもミッドセンチュリーとは、第二次世界大戦後(1940~1960年代)にアメリカで広まったデザイン様式です。

具体的には、「広々空間+おしゃれ」をいいとこ取りしたようなデザインで、スペースの余裕があるのにおしゃれさも混在している、まさにオフィスなどにピッタリのレイアウトといえます。

本記事では、ミッドセンチュリー内装について詳しく解説していきます!

ミッドセンチュリーの導入事例(ショールーム)

まずはミッドセンチュリースタイルの導入事例を見てみましょう。

ミッドセンチュリーの設計ポイント

ミッドセンチュリーの空間を実現するには、ただ個性的な家具を置いておけば良いわけではありません。具体的には以下3つのポイントが重要です。

  1. 通路を間切らない
  2. ビビットカラーを取り入れる
  3. 「明るい無垢材」を採用

ポイント1:通路を間切らない

ミッドセンチュリーで最も重視したいのが「開放感」。

アメリカンな家具はサイズが大きく、設計時点でレイアウトを考慮しておかないと、いざ完成してから窮屈感が生まれてしまいがちです。

そのため店舗やオフィスでは、家具を置いても窮屈感が出てしまわないよう、できるだけ間切りのないレイアウトを設計段階から考慮しておくことが大切です。

ポイント2:ビビットカラーを取り入れる

ミッドセンチュリーの基本色といえば「暖色系(ベージュ系)」ですよね。

そこにビビットカラー(黄色やライトブルーなど)を採用することで、パッと目に入るスペースが生まれ、内装全体がよりおしゃれな空間になります。

ただしビビットカラーは必ずしも全体に取り入れる必要はなく、インテリアや壁面の一部など、部分的に少しだけ使うようにしましょう。

あくまでベースは「暖色系」に。ミッドセンチュリーの“ナチュラルさ”を損なわないことが第一というわけです。

ポイント3:「明るい無垢材」を採用

冒頭でも「ミッドセンチュリー=戦後の様式」と話ましたが、実はこういった歴史はデザイン様式にも直結しています。

たとえばミッドセンチュリーは、戦時中に開発されたプライウッド※などを内装材として活用することで生まれたデザインなため、上で触れた「暖色系(ベージュ系)のイメージが強い」理由も、こういった木材を使ったレイアウトイメージが定着したことに由来します。

そのため内装材には「明るい無垢材」を採用することで、より一層ミッドセンチュリーの雰囲気を演出しやすくなるのです。

薄くむいた木を貼り合わせた合板のこと。「成型積層合板」とも。

木材(樹種)は何を使うべき?

ミッドセンチュリーは明るい内装であることが大切なため、当社では「ベイマツ or パイン材」を推奨しています。

以下で詳しく説明します!

【結論】「ベイマツ or パイン材」を推奨!

ミッドセンチュリーの始まりはプライウッド(合板)の採用とされていますが、プライウッドは“合板ならでは”の表面剥がれや、無垢材のような木目・温かみがないといったデメリットがあります。

そのため、プライウッドのような色合いをキープしつつ、木材そのもののオシャレさを演出するのにうってつけなのが、ベイマツやパインの無垢材なのです。

節(ふし)や色ムラも無垢材ならでは!

▲ボルドーパインを採用したフローリング

無垢材では写真のような節・色ムラがあり、ナチュラルな風合いに仕上がるのが特徴です。合板はどうしても「貼った板」感が出てしまうので、おしゃれな内装を目指す場合には推奨できません。

(フローリングの場合は「剥がれやすさ」も非推奨の理由です)

無垢材ならではの濃淡を活かすことで、より一層おしゃれな内装に仕上がります!

当社製品の導入事例

Herman Miller showroom

▲Herman Miller showroom(当社製品の導入事例)

内装材だからこそ「不燃性・耐火性」も重要!

内装をおしゃれにしたいのはもちろんですが、木材を使うとなると気をつけたいのが火災のリスク。実際に『木材を使って自然な風合いにしたいけど、防火性が…』と、導入を心配される方も多くいらっしゃいます。

当社では、ミッドセンチュリー風の内装に仕上げたいというお客様にもご安心いただける、火事のリスクを最大限に抑えた「※不燃木材」を多く取り揃えています。

不燃木材:難燃木材、準不燃木材以上の耐火性を発揮する木材のこと

雰囲気に合ったおしゃれな内装木材はもちろん、木材ならではのデメリットも最大限に抑えた内装材をご提供していますので、ぜひ一度ご相談ください!

「不燃木材(不燃ボード)の特徴・凄さ」については、下記記事で詳しく解説しています!

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