2024.11.29
カフェスタイルは“明るさ”が命!おしゃれな内装デザインのコツを解説!

カフェスタイルの内装デザインとは?
カフェスタイルの内装とは、カフェのような“くつろぎの場”をベースにしつつ、木材の色味を活かして内装全体を明るく彩るオフィスデザインです。
高級感重視の「ホテルライクスタイル」とは異なり、高級感を残すのはもちろん、くつろいでも良し、談話しても良し、食事をしても良しの明るいスペースであることが特徴的です。
またカフェスタイルの特徴である“明るさ”を表現するには、木材(樹種)の選定も大きく関与します。
ここからは、カフェスタイルのおしゃれな内装を実現するための、オススメ木材について詳しく見ていきましょう。
カフェのような“明るさ”を表現する樹種
冒頭でもお話した通り、カフェスタイルの内装は“明るさ”が命。日当たりなどの間取り的考え方もありますが、内装で明るさを表現するには「明るい色の木材」で仕上げるのが理想です。
カフェデザインの内装に仕上げるための当社オススメの木材(樹種)は以下の通り。
1. ナラ材(ナラ・ナラ節無し)
2. ホワイトオーク
それぞれの特徴・デザインについて詳しく解説していきます!
樹種1. ナラ材(ナラ・ナラ節無し)
ナラは日本や中国、ヨーロッパなどの幅広い地域で採取可能な木材です。
またナラ材は、新しい(採取して間もない)頃には「黄色がかった白色」から「薄い褐色」を呈しているため、これがカフェスタイル内装の特徴である”明るさ”の表現に最適な理由です。
さらにナラは時間が経つにつれて、だんだんと黄金色(飴色)に変化していくため、数十年の年月をかけて、より深みのある”レトロな色合い”に育っていくのも魅力的ですね!
この「時間が経っても、明るさそのままレトロな雰囲気に」という、数十年後のことも考えたおしゃれな内装に仕上げたい方は、ナラ材(ナラ・ナラ節無し)がオススメです!

当社ではナラ材の中でも「節あり・節無し」の2種類をご用意しています。
この”節”というのは、いわゆる木の発育途中に生まれる模様のことで、その種類によって「生き節・死に節」などにも分類されます。
かつて節は”無駄な模様”として欠点扱いされてきたのですが、近年ではより自然な風合いを感じられる模様として、あえて「節あり」を選ばれるオーナー様も多くいらっしゃいます。
内装材としてのナラの特徴については、こちらもあわせてご覧ください!

ナラ材とは?木材の特徴から採用前の注意点まで解説!
そもそも「ナラ材」とは? ナラはブナ科コナラ属の落葉広葉樹で、日本や中国、ロシアなどが主な原産国です。 また日本(特に北海道産)のナラは、その高い耐久性と耐水性から「ジャパニーズオーク」とも呼ばれ、世界に誇る銘木にもなっているのです。 また写真のように、ナラには「虎斑(とらふ)」と呼ばれる美し
樹種2. ホワイトオーク
ホワイトオークは北米東部を中心に生育する高品質な広葉樹材で、心材は淡い桃茶色から赤褐色をしているのに対し、辺材(木材の外周部)はきれいな白色をしており、アメリカンな明るさを醸し出すのに最適です。
ホワイトオークもナラと同じく経年変化によって、白っぽい色合いから、徐々に落ち着いたベージュに近い色調へと変化していきますが、ナラ材と比べて非常に白みがかっていることが特徴なため、明るさはもちろん「白を基調としたインテリア・内装にしたい!」というオーナー様に多く選ばれています。
オススメの仕上げ(塗装)は?
ここまでカフェスタイルの内装デザインにピッタリの樹種を紹介しましたが、内装の雰囲気はただ木をはめ込むだけでなく「仕上げ塗装」によってもその雰囲気が大きく変わります。
結論、明るくてオシャレな内装デザインに仕上げる場合、当社では「ウレタンクリア塗装」を推奨しています。
【結論】ナラ・オークには「ウレタンクリア塗装」を推奨!
ウレタンクリアは車のボディなどにも使われている、いわゆる「艶出し塗装」の総称です。
木材でいうと、表面にウレタンクリア塗膜を張ることで、木目が目立つのはもちろん、塗膜光沢によって明るい高級感を出すことができます。
また表面がツルツルとした滑らかな手触りになり、塗膜によって水汚れやシミが付きにくく、細かなキズが付きづらくなることも大きな特徴です!
- カフェの水まわり・キッチン
- カフェのテーブルスペース(フローリング等)
- ショールームなどの「汚れの懸念」がある箇所 など
よく「ウレタンクリア塗装のフローリングのお手入れはどうすればいいですか?」とご質問をいただきますが、普段のお手入れは定期的に掃除機をかけたり、柔らかい布で木目に沿って乾拭きしていただくだけで、綺麗に汚れを除去できます。
目立つ汚れがある場合、少量の中性洗剤を水で希釈しぞうきんにしみ込ませて拭きましょう。その際、ぞうきんは固く絞りましょう!その後水分や洗剤が残らないよう、真水で再度軽く拭いてください。
デザイン事例(当社製品の導入事例)
ALPHA BETA COFFEE CLUB様
▲ALPHA BETA COFFEE CLUB様(当社製品の導入事例)
使用木材:ナラ150幅CD
内装材だからこそ「不燃性・耐火性」も重要!
内装をおしゃれにしたいのはもちろんですが、カフェやキッチンなどの公共スペースで得に気をつけたいのが火災のリスク。実際に『木材を使って自然な風合いにしたいけど、防火性が…』と、導入を心配される方も多くいらっしゃいます。
当社では、公共スペースにおける火事のリスクを最大限に抑えた「※不燃木材」を多く取り揃えています。
不燃木材:難燃木材、準不燃木材以上の耐火性を発揮する木材のこと
雰囲気に合ったおしゃれな内装木材はもちろん、木材ならではのデメリットも最大限に抑えた内装材をご提供していますので、ぜひ一度ご相談ください!
「不燃木材(不燃ボード)の特徴・凄さ」については、下記記事で詳しく解説しています!

不燃ボード(不燃木材)とは?特徴から選ぶ際のポイントまで徹底解説!
不燃ボード(不燃木材)って何? 不燃ボード(不燃木材)とは、その名の通り「燃えにくい木材」のことを指し、近年では火災が起きにくい優れた木材として様々な建物に利用されています。 例えば、これまでは飲食店などの火を扱う店舗などでは、「内装制限」によって火災の可能性があるとして木材を使用するのを避ける