桧(ヒノキ)ってどんな木材?特徴や魅力、施工事例までご紹介!
桧(ヒノキ)とは?
桧は、ヒノキ科ヒノキ属 常緑針葉樹に属する日本特産の代表的な樹種で、本州から四国・九州、屋久島に至るまで、日本のあらゆる地域に分布しています。
また桧は、その軽軟さや、緻密な肌目、桧特有の香りや美しい光沢が特徴的です。その他にも弾力性や靱性に富んでいるため、狂いが少なく加工性も抜群です。
桧(ヒノキ)の特徴は?
歴史的建造物にも使用される、高い耐久性
桧の大きな特徴といえば、何といってもその優れた耐久性でしょう。桧の耐久性は数年や数十年程度のレベルのものではなく、なんと日本最古の木造建築物である法隆寺にも使用されており、建設から1300年以上経った今尚、法隆寺の耐久性と美しさを保ち続けているのです。
現代の鉄筋コンクリートの耐久年数が30~50年程度と言われている中、桧は何百年もの間、その質を保ち続けることができるというわけですね。
水に強く、腐りにくい
そもそも木材が腐るのは、木材の骨格素材であるセルロースやリグニンなどの成分が「木材腐朽菌」と呼ばれる菌に分解されてしまうのが原因です。この骨格が分解されることで、木材は著しく耐久度が低下してしまうのです。
そしてこの木材腐朽菌は、湿度の高い場所で活発化するため、お風呂場や洗面所など、水分や湿気が溜まりやすい場所では木材が腐敗しやすいのです。
しかし桧は、この木材腐朽菌が苦手とする成分(ポリフェノール、タンニンなど)を含んでいるため、水に強く、腐りづらくなっているのです。
木目の美しさや、特有の香りが楽しめる
これは桧の不燃ボードにおいても言えることですが、桧の表面に広がる美しい木目や、桧特有の香りはお部屋全体をデザインするのにうってつけです。
数ある木材の中でも、特に「和」の高級感を醸し出す桧は、その光沢が際立つ見た目から年月が経つごとに表面に独特の艶や深み、風味が現れます。そのため、桧製品は長く使うほど、その風合いや美しさが増し魅力を堪能できます。
見た目はその木目の白さから空間全体がパッと明るく、心地よくなる特長を持ちます。また、心材はピンクから黄色味を帯びており、木材としての香りも優れているのです。
桧を選ぶ際に注意すべきポイントは?
桧の香りが苦手ではないか確認しておく
先にも述べた通り、桧は木そのものの香りをより楽しんでいただけますが、中には桧の香りが苦手と感じる人もいらっしゃいます。
特に壁材や天井材としてお部屋全体を囲う形になる場合は、その香りもより感じやすいため「そもそもどのくらいの香りなのか?」を事前に確認しておくようにしましょう。
部屋の雰囲気と、桧の「明るさ」がマッチしているか?
これは桧に限った話ではありませんが、建材に木材を使用する場合には、「その部屋の雰囲気と木材の色味がマッチしているか?」を確認する必要があります。
今回の場合だと、桧は白く明るい板色となっていますので、明るく涼しげな雰囲気を演出するのに打ってつけですが、逆にシックでモダンなお部屋の雰囲気は演出しづらい木材となっています。
このように、自分がデザインしたいお部屋の雰囲気との整合性で樹種を選ぶようにしましょう。
桧を用いた導入事例
桧が醸し出す高級感は、落ち着いた「和」のテイストを彩るのに最適です。色味自体も明るく落ち着いた印象を与えられるため、特に温泉や和食料理店などで多く利用されています。
その他にもリラックスを目的とした空間や、お部屋の広さを活かして、お部屋を広く見せる際にも桧はうってつけですね。
桧を用いた施工事例についてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ下記ページもあわせてご覧ください。
関連ページ:『桧(ヒノキ)を用いた施工事例|SPA&HOTEL水春 松井山手 様』
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