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不燃ボードにおける「下地材」とは?必要性や種類について解説!

不燃ボードにおける「下地材」とは?必要性や種類について解説! | 不燃ボード

不燃ボードにおける「下地材」の必要性って?

不燃ボードにおける下地材は、火災のリスクを軽減し、建物の安全性を向上させるために不可欠です。

そもそも不燃ボードというのは、木材と木材の間に燃えにくい下地材を挟んだ建材で、不燃液を注入した不燃木材(注入材)とは異なり、この中心部の下地材によって炎や熱の伝搬を抑えているのです。

不燃ボードの「下地材」には、どんなものがあるの?

ここからは、不燃ボードにおける下地材として使われている素材の特徴について、それぞれ詳しく解説していきます!

ダイライト

ダイライトは、大建工業株式会社が製造・販売している下地材で、高強度、防耐火、軽量性、優れた透湿性、高耐久、ゼロアスベスト、低ホルムアルデヒドなど、多彩な特長がある基材となっています。

ダイライトは、鉄鉱スラグ(鉱石母岩から抽出された鉱物成分を含む物質)を原料とする「ロックウール」と、シラスという細粒の軽石や火山灰を主成分とした「火山性ガラス質堆積物質」からできているため、素材自体が軽く、シックハウスの原因となる有害物質が含まれていないことが大きな特徴です。また優れた耐腐食性と無機物質からなる耐震ボードであるため、シロアリ被害の心配がないことも大きなメリットといえます。

一方で、他の素材と比較して少々価格が高くなってしまうことがデメリットとして挙げられるでしょう。

タイカライト

タイカライトは、日本インシュレーション株式会社が製造・販売している下地材で、ケイ酸カルシウムを主原料とした耐火性能の高い基材です。その耐火性能は約1,000℃ともされており、「耐火被覆材」としても利用され、建物の鉄骨やコンクリートなどの構造材を火災から保護するためにも使用されています。

ケイカル板

ケイカル板とは、セメント系の無機質で作られた不燃性基材で、セメントやケイ酸カルシウムを主成分としています。

ケイカル板における耐火性能はの最大の特徴は、優れた耐火性能を有している上に耐水性にも優れているため、耐火性と耐水性の双方が求められるキッチンの壁面や、湿気のたまりやすい天井にも内装用建材として使用することができるのです。

一方で、ケイカル板は割れやすい素材であるため、取り扱いに注意が必要です。またケイカル板を接着する際は、表面を処理して粉を取り除いた後、専用の接着剤を使用することが望ましいです。

下地材に関するQ&A

Q:そもそも「不燃ボード」とは何ですか?

不燃ボードは、突板(薄い木材のシート)を練り付けて製造された合板のことです。突板が貼られた合板は、美しい木目が特徴で、家具やインテリア用品などに広く使用されています。
弊社のナチュラルボードの基材はダイライトになります。

Q:下地材を使用するメリットは何ですか?

不燃性の下地材を用いる不燃ボードは、不燃液(薬液)が染み込んでいるわけではないため、液垂れ現象や白華現象などといった美観を損なう現象が起こらないのが特徴です。また下地材も軽いものが多い上に、表面に貼り付ける突板も、約0.2mm 程度と非常に薄いため、建材として非常に軽量なのも特徴です。

Q:下地材に適した素材は、何がありますか?

不燃ボードの下地材に適した素材は、先にご紹介したような「ダイライト」「タイカライト」「ケイカル板」のように、防火性・耐熱性能の高い素材が使用されます。具体的な指標としては、加熱開始後20分間は発火しない基材が、不燃ボードの下地材として用いられています。

不燃ボード(不燃木材)の防火基準について詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください!

関連記事:『不燃ボード(不燃木材)とは?特徴から選ぶ際のポイントまで徹底解説!』

Q:下地材に練付できる木材には、どのような樹種がありますか?

下地材を用いた不燃ボードには、さまざまな木材を貼り付けることが可能なため、特定の樹種はありません。そのため、飲食店や雑貨店などで明るさを出したいのであれば「ナラ」を、カーディーラーや楽器販売店などモダンな雰囲気を出したいのであれば「チーク」など、室内の雰囲気にあわせてさまざまな樹種をご選択いただくことが可能となっています。

不燃ボードを用いた施工事例について詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事もあわせてご覧ください!

関連記事:『不燃ボードを用いた施工事例をご紹介!ナチュラルボードを使用したおすすめデザインは?

耐火性の高い不燃ボードで、デザイン性と安全性を兼ね備えた空間に

内装用不燃ボードは、お部屋の雰囲気にあわせてさまざまな樹種が選択できるデザイン性がありますが、万一の火災の際にも安全性が担保されるのは、不燃ボード内部の下地材のおかげです。

もちろん下地材にも「水に強い」「他の素材と比較して軽量」など、さまざまな特徴があるため、不燃ボードを使用する箇所によって、適切な下地材を採用することも大切なのです。

当社では内装用不燃ボードの専門店として、これまで数多くのオフィスビルや商業施設など、お部屋のスタイルに合わせて最適な不燃木材をご提案しております。

内装に不燃ボード(不燃木材)の採用を検討されている方は、ぜひ一度当社にご相談ください!

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実際に不燃ボードを用いた当社の施工事例については、下記ページもあわせてご覧ください!

関連ページ:『不燃ボードを用いた施工事例|株式会社オネスト・アンド・パートナーズ

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